2020年2月、北海道阿寒湖、氷上。
気温-15℃のなか、
阿寒湖アイヌのアーティストを中心に、
アイヌ文化に共鳴する
アーティストたちが
互いに交わり、つくりあげた
阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」。
あの時間を共有した人々は、
きっと同じ感情を
抱いたのではないでしょうか。
この国に住みながら、
先住民族であるアイヌのことを
こんなにも知らなかったなんて。
2日間に渡る、なんとも奇跡のような宴を
もう一度。
あの新しい発見に溢れた、
不思議な交わりの時間をもう一度。
特別な今だから、できることを全力で。
※ウタサとは、アイヌ語で「互いに交わる」という意味
Utasa Online Live Session
アイヌとゲストが交わる オンラインライブセッション
無料オンラインライブ配信
開演 17:00 / 終演 20:00
配信URL:https://youtu.be/FzK6X9od4Rg
トークセッション同時開催!
ライブ中に2セットのトークセッションを開催いたします。
① 『床みどり(アイヌ文化財団文化活動アドバイザー) ×
GOMA(ディジュリドゥ奏者/画家)』
② 『西田正男(阿寒湖アイヌコタン エカシ) ×
新井田利光(前田一歩園財団理事長)』
第2回目となる阿寒ユーカラ「ウタサ祭り」の
ライブセッションは、
DAX -Space Shower Digital Archives X-の
YouTubeアカウントより、
オンライン配信での無観客開催となりました。
阿寒アイヌ、そしてゲストとともに、
今できることを全力で。
たとえ、画面を通してのライブだとしても、
ウタサ(互いに交わる)であることに
変わりはありません。
日本全国、そして世界中のみなさんへ、
この特別なウタサ祭りのセッションを
阿寒湖アイヌシアター「イコロ」からお届けします。
トンコリネックレスプレゼント!
オンラインライブセッションをご覧いただき、
ウタサ祭り公式インスタ
アカウントを
フォローいただいた方の中から抽選で
50名様に、
ウタサ祭りオリジナル「トンコリネックレス」を
プレゼントいたします。
詳細はインスタ公式アカウントにて、発表いたします。
ウタサ祭りインスタ公式アカウント
https://www.instagram.com/utasa_matsuri/
※当選の発表は発送をもってかえさせていただきます。

Ainu Artist

西田正男(阿寒湖アイヌコタン エカシ)
明治18年釧路からセツリ川上流(現鶴居村)に強制移住させられた西田植吉氏のひ孫にあたり、昭和29年秋の阿寒湖アイヌコタン草創期より、養父秋辺三次郎氏、母カツミ氏のもと、アイヌ文化を生活の中で学ぶ。昭和48年にコタンの家を継ぎ、民芸品店を経営しながら阿寒アイヌ民族文化保存会、阿寒湖アイヌ協会の役員として本格的なアイヌ文化の活動に入る。
アイヌ古式舞踊の踊り手、ユーカラ劇の演者、アイヌ民話人形劇の演者などを務め、国内外での公演に積極的に参加。近年は地元のみならず、各地域のカムイノミの司祭主として、わかりやすい口調、所作で後輩への指導にあたり、アイヌ文化の後継者育成と普及啓発に努めアイヌ文化の振興に貢献している。

床 明
釧路市千代ノ浦に、アイヌである父・助太郎と母・タミの間に育まれる。兄は木彫作家床ヌブリ。「アイヌ料理の店 民芸喫茶ポロンノ」を経営する傍ら、阿寒アイヌ民族文化保存会などの役員を歴任。アイヌ舞踊の名手として、現役で舞台に立ちながら後進の指導にも当たっている。アイヌ文化を通じた、自然ガイドの経験も厚くアイヌ文化ガイド。「Anytime,Ainutime!」のガイドも担当。
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阿寒湖アイヌコタンの唄い手・踊り手
阿寒湖アイヌコタンに古くから伝わるウポポやリムセを始め、儀式や祭りを伝承してきたフチ、エカシ。その伝承を支え、担ってゆくコタンの男性陣。アイヌ舞踊を始め、イオマンテの火祭り・ロストカムイと伝承と創造で新たなアプローチを生み出している阿寒湖アイヌシアターイコロの演舞者。共に阿寒に生き文化を受け継ぐメンバー。
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カントの部屋
東京生まれ、北海道阿寒湖育ちのアイヌ、カント(Gt. / Vo.)を中心に結成されたユニット「カントの部屋」。高校生になり、阿寒湖を出ることになったカントが、新しいことにチャレンジしたいと、OKI DUB AINU BANDのトンコリ奏者OKIの息子、マナウ(Dr.)に声をかけたことをきっかけに、現在もカントがGt. & Vo.をつとめるバンド、GREEN Bou GRINBOのダイチ(Ba.)をメンバーに加え、創作活動を開始。カントとダイチが住む釧路、阿寒湖と、マナウが住む上川郡当麻町との距離はおよそ200Km。アイヌの血を引く3人の青年たちが、物理的な距離を越えてウタサ(交わる)する、その軌跡を感じてほしい。
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OKI
1957年、神奈川県生まれ。先祖は石狩川筋のアイヌ。樺太アイヌの伝統弦楽器トンコリの制作者であり奏者。アイヌの伝統を軸に斬新なサウンドで独自のスタイルを切り開いてきた。自らが率いるOKI DUB AINU BANDは世界各地のフェスティバルに出演。音楽レーベル、チカルスタジオを主催し、アイヌの伝説的歌手・安東ウメ子やMarewrewのプロデュースも手掛けている。
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Kapiw&Apappo
アイヌ語でKAPIW/カモメ・APAPPO/花という意。
阿寒湖アイヌコタン出身のウポポを歌う姉妹ユニット。 幼少の頃から、地元阿寒や祖母から伝承されてきた歌を中心に、民族楽器ムックリやトンコリも交えつつ、アイヌの歌の魅力を伝えている。 2011年より活動を開始。全国各地にて公演他、様々なミュージシャンとの共演も行っている。

阿寒口琴の会
1992 年発足。アイヌ民族の伝統楽器「ムックリ」( 竹製口琴 ) の公演・講話・交流を通じて、アイヌ文化の普及活動を行って いる。また、アイヌの古式舞踊や口承で伝えられてきたアイヌの歌の伝承の保存.若手育成にも力を注いでいる。国際口琴大会 (1999 年オー ストリア、2002 年ノルウェー、2006 年オランダ、2011 年ロシア・サハ共和国 ) に参加し、ユネスコプログラム『III International Festival “Meeting of UNESCO Masterpieces on Olonkho Land” 』(2016 年サハ共和国 ) に招聘されるなど、国際的にも高い評価を得 ている。
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GREEN Bou GRINBO
2017年10月14日、阿寒湖温泉在住メンバーを中心に結成。
移住先の阿寒湖でバンドやろうと思っていたPeteが地元の小中学生に声をかけ、みんなで音を出して遊んだのが結成のきっかけ。
バンド名は、メンバーが名前決定会議で苦し紛れに言った「グ、グリーンボール!(まりも ※阿寒湖の特別天然記念物)」から生まれた造語。
現在中学生2名、高校生4名、40代1名で構成。
メンバー全員アイヌにルーツを持つ。日本語からアイヌ語に訳したオリジナル曲なども演奏している。
Guest Artist

コムアイ
アーティスト。1992年生まれ、神奈川育ち。
ホームパーティで勧誘を受け歌い始める。
「水曜日のカンパネラ」のボーカルとして、国内だけでなく世界中のフェスに出演、ツアーを廻る。
その土地や人々と呼応して創り上げるライブパフォーマンスは必見。
好きな音楽は民族音楽とテクノ。好きな食べ物は南インド料理と果物味のガム。
音楽活動の他にも、モデルや役者など様々なジャンルで活躍。2019年4月3日、屋久島とのコラボレーションをもとにプロデューサーにオオルタイチを迎えて制作した新EP「YAKUSHIMA TREASURE」をリリース。同名のプロジェクト「YAKUSHIMA TREASURE」として各地でライブやフェスに出演中

Kuniyuki Takahashi
札幌を拠点に活動するKuniyuki Takahashi。彼の音楽は、国境を問わず常に独特の世界観を持ち、世界各国のプロデューサー、DJから高い評価を得ている。Joe Claussell主宰[Natural Resource]から自身のホームタウンであり、札幌のクラブをトリビュートした曲「Precious Hall」をリリース、4HeroのDegoの2000Blackのコンピ参加、Ananda Projectの名曲「Cascades of Colour」のリミックス・リリースや、Mule Musiqよりシングル「Earth Beats」をリリースし、各DJから圧倒的な支持を得た。2006年よりファーストアルバム「We are Together」から現在まで数々のアルバムをリリースした。2012年リリースアルバム「Feather World」でも前回同様ジャズシーンでは独特の世界感を持つジャズピアニストの板橋文夫や盟友Henrik Schwarzも参加し、新境地へと進んだ。また、DJ NatureやVakulaなどの海外アーティストとの共作を行い、2017年sound of speedよりこれらの共作をまとめたアルバムがリリースされる。国内のアーティストでは、サカナクションの楽曲"サンプル"を、また奄美島唄の唄者"朝崎郁恵"や、アイヌの伝統歌を歌うグループ"マレウレウ"などのremixを行う。DJ EMMA氏のプロジェクト"ACID CITY"のコンピレーションに参加し、「Acid Air」はDJ Harvey、Gilles Peterson等もプレイする。2017年Newwave Projectによる新しいアルバムをリリース。2018年はオランダのMusic From Memoryより80-90年代初頭に制作した過去作品をリリース。近年ではヨーロッパ、南アフリカ、ブラジル、メキシコ、USA等含め国内外でのliveも精力的に行い、即興性とダンスミュージックを融合した独自のスタイルでliveを行う。2019年にサカナクションの最新アルバム「834.194」の楽曲 「894.194」をサカナクションと共同プロデュース、アレンジで参加。
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Shōtaro Aoyama
サカナクション山口一郎氏が主宰するプロジェクト”NF”に所属し、
リミックスや、パリコレクションのランウェイ、広告映像など、幅広く楽曲提供を行うミュージシャン/プロデューサー。
NFでの活動と並行しながら自身のレーベル”Hyōgu”を立ち上げ、アイヌ音楽とのコラボレーション作品"Ainu Utasa”をリリース。

GOMA (ゴマ)
ディジュリドゥ奏者・画家
1998年にオーストラリア・アーネムランドにて開催されたバルンガ・ディジュリドゥ・コンペティションにて準優勝。ノンアボリジナル奏者として初受賞という快挙を果たす。海外にも活動の幅を拡げ勢いに乗っていた2009年交通事故に遭い外傷性脳損傷と診断され、高次脳機能障害の症状が後遺し活動を休止……一方、退院2日後、突然緻密な点描画を描きはじめる。脳損傷の後遺症で過敏に受取るひかりの世界を描き、プリミィティブな衝動に突き動かされた自由な発想と独特な色彩感覚が特徴的な絵画により、画家として活動を開始し全国各地で絵画展を開催。絵を描かずにはいられない衝動は止む事はなく、現在までにその数は500点を超えた。
2011年再起不能と言われた事故から苦難を乗り越え音楽活動を再開。
2012年GOMAを主人公とする映画「フラッシュバックメモリーズ3D」が東京国際映画祭にて観客賞を受賞。
2018年2月、NHK ETV特集「Reborn ~再生を描く~」で取り上げられ、番組内で、サヴァン症候群の世界的権威の精神科医、ダロルド・トレッファート博士から「後天性サヴァン症候群」と診断される。
現在もディジュリドゥ奏者、画家としてのみならず、講演会など多岐に渡り活動中

U-zhaan
オニンド・チャタルジー、ザキール・フセインの両氏からインドの打楽器「タブラ」を師事。2000年よりASA-CHANG&巡礼に加入し、『花』『影の無いヒト』など4枚のアルバムを発表。2010年に同ユニットを脱退後、U-zhaan × rei harakamiとして「川越ランデヴー」「ミスターモーニングナイト」等をリリース。2014年には坂本龍一、Cornelius、ハナレグミ等をゲストに迎えたソロ名義のアルバム『Tabla Rock Mountain』を発表した。2017年に蓮沼執太との共作アルバム『2 Tone』、2018年にはフルカワミキ÷ユザーンとして『KOUTA LP』をリリース。2020年、アーメダバードで毎年開催されているインド最大級の古典音楽フェス「Saptak Annual Festival of Music」に出演した。
http://u-zhaan.com

環ROY | Tamaki Roy
1981年、宮城県生まれ。ラッパー。これまでに6枚の音楽アルバムを発表、国内外の様々な音楽祭に出演。その他、パフォーマンスやインスタレーション、映画音楽などを制作。近年の作品に音楽アルバム「Anyways」(20年)、パフォーマンス『ありか』パリ日本文化会館(20年)、展示音楽『未来の地層』日本科学未来館(19年)、絵本『ようようしょうてんがい』福音館書店(20年)などがある。MV「ことの次第」が第21回文化庁メディア芸術祭にて審査委員会推薦作品へ入選。
http://www.tamakiroy.com
アイヌ文化オンライン体験
ウタサ祭り公式インスタアカウント
https://www.instagram.com/utasa_matsuri/
アイヌ文化体験は、
ウタサ祭り公式インスタアカウントを中心に、
オンライン体験会として実施いたします。
事前に公式アカウントをフォローいただき、
ご参加ください。
アイヌの儀式「カムイノミ」
オンライン見学会
アイヌ伝統工芸木彫り実演
オンライン見学会
「ウタサ祭り」特別企画
ウタサ祭り期間中、
阿寒湖アイヌシアター「イコロ」で
上演している
「イオマンテの火まつり」
「アイヌ古式舞踊」
阿寒ユーカラ「ロストカムイ」を
ウタサ祭り公式インスタアカウントよりLIVE配信。
それぞれリニューアルされた3演目は、
阿寒アイヌの魅力がさらに拡張された
稀有な作品。
この機会に、どうぞお見逃しなく。
アイヌ文化発信企画
「アイヌ伝統料理 期間限定提供」
アイヌ「食」文化の体験として、
アイヌ伝統料理を
阿寒湖温泉リゾート「ニュー阿寒ホテル」、
阿寒湖温泉飲食店「ダイニングキッチン
心花(ときめき)」にて
2月限定で提供いたします。
(2月12日〜2月末を予定)
※事情により早く終了する場合があります
冬の阿寒湖イベント情報
阿寒湖氷上カムイへの祈り
「カムイコオリパク」
古くからアイヌ民族はカムイには
良いカムイもいれば、
新型コロナウイルスのように人に悪さをする
ウエンカムイ(悪い神)もいると考えています。
あらゆるカムイに謙虚に、
そして自然との共生を大切にし、
阿寒の大自然を守り続けてきた
アイヌ民族の生き方は
ウイズコロナ時代を迎えた
我々にとって道しるべとなる
はずです。
カムイノミを通じて、
医療従事者の方々への
感謝とエールを届けるイベントです。
https://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/15178/
あいすランド阿寒
あいすランド阿寒は、
結氷した阿寒湖の上ならではの
遊びを満喫できる冬限定のレジャーランド。
スノーモービル、バナナボート、ワカサギ釣りなど
魅力的なアトラクションを取り揃えています。
https://www.koudai-akan.com/iceland.html
新型コロナウイルス感染症対策への
取り組み
スタッフの対策
- ・ソーシャルディスタンスを保ちます。
- ・手指の消毒をおこないます。
- ・全会場内の消毒をおこないます。
- ・換気をおこないます。
- ・マスク着用を実施します。
- ・スタッフの健康管理をおこないます。
会場
阿寒湖アイヌコタン
北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目7-19
